プロ運転士のやさしい安全運転メソッド

運転初心者の方へ、安全運転ための知識やコツなど

強風にご用心

風の強い日のクルマの運転は、何かと注意が必要です。

高速道路やトンネルの出口、高いところ、橋の上などは突風にハンドルをとられることもあります。

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兵庫県と淡路島を結ぶ明石海峡大橋

特に大きなトレーラーやトラック、バスなどは風を受ける面積も大きいので横からの突風などでハンドルをとられることがよくあります。

 

ましてや、空っぽのコンテナを積んだトレーラーなどは、車体が軽くなっているので、風のあおりを大きく受け、流されそうになりがちです。

 

こういう大きな車両に乗っているドライバーはプロなので、状況に応じた運転をしますが、突風などで自分ではコントロールできないような場合もあります。

 

私も、バスの運転士をしていた頃にリムジンバスで高速道路を運転することがありましたが、風の強い日には時々ヒヤッとすることもありました。

 

大きな台風であるとか、竜巻であるとか、相当強い風が吹かない限りは、トラックやバスが横転するという事は簡単には起こりにくいですが、それでも何があるか分かりません。そんなときには、トラックやトレーラーには近づかないほうがいいです。

 

高速道路では

特に山間部の

トンネルの出口

は危険です。

 

あと、高速道路そのものが、山間部を貫いていたり、

標高の高いところ

を大きな橋で渡ったり、

海沿いを走ったりと、一本道で効率的に走れるように設計されているので、都心部を除いては、やはり強風に常にさらされているところが非常に多いです。

 

これは高速道路に限らないのですが、サービスエリアやスーパーマーケットなどでも、広い駐車場で

風の強い日にドアを開ける

のは、本当に注意が必要です。

 

経験された方もいるかもしれませんが、

ドアを開けたときに、風でドアが持っていかれて、隣のクルマにコツリと当ててしまうことが、本当によくあるのです。

 

コツリならまだいいかもしれませんが、

ドン!と派手に

ドアを当ててしまって、

トラブルになるなんていう話も聞きますし

そんな事を目にしたのも一度や二度ではありません。

 

もし、それが高級車や新車ならどうでしょう。

それだけでどうなるか、想像に難くないと思います。

 

駐車場ならどの場所でも注意が必要なのですが、

特に海沿いの高いところにある駐車場や、

大きな橋のところにあるサービスエリアなどは、風が強いことが多いです。

関門橋しまなみ海道、瀬戸大橋、明石海峡大橋、海ほたるなどなど)

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兵庫県淡路島と徳島県を結ぶ大鳴門橋

そういうところでドアを開けるときには、両手でしっかりドアを握ってゆっくり開けましょう。

 

もうすぐ、GWの行楽シーズンが始まります。

こんなつまらないことで、トラブルにならないように気を付けましょう。